駒澤大学の大城道則先生より『神々と人間のエジプト神話』御恵投いただきました。ちょうど『プリニウス』7〜8巻で一行が旅した地域や、かかわった神々も出てきて、ああこれがもう少し早く出ていたら色々盛り込めたのに......と思ったことでした。
とはいえ、古代エジプトも掘り出すと底なし沼なので『プリニウス』ではあまり深くは触れていません。面白いんですけれども、描く領域を広げすぎると収拾がつかなくなりますので。そういうわけで『プリニウス』のエジプト描写はあえてファンタジィ寄りにしてあります。もともと『博物誌』のアフリカ観も妖しさ満載ですから……。