2ショット
2019年10月21日
2ショット写真というものが、気恥ずかしくて厚かましくておこがましいという想いが先に立って、なかなかこちらからはお願いできない。相手が尊敬していたり好きな人であればあるほど。
もちろん、こういう仕事をしているので向こうからお願いされる機会もあるのだが、そういうのは気軽にお受けしている(し、また出来る)ので、これを読んだ人はどうか遠慮しないでください。
2011年4月18日。震災直後。髪の長い頃。米沢嘉博記念図書館の吾妻ひでお展に行ったら偶然作者の人もいた。その時間、他の閲覧者はほとんどおらず、もしかしたら米澤さんのお導きだったのかもしれない。
で、おそらく作者の人も最初に述べたような方なのである。何度もお目にかかってるにもかかわらずそのような写真はほとんど残っていない。しかも想定外で遇うと二人ともさらに輪をかけて恥ずかしくなる性分なのだった。
だがこのときは、当時図書館員であった白峰彩子さん(ヤマダトモコさんもいらした)の呼びかけに応じ、せっかくなのでその珍しい2ショット写真を撮ってもらうことになった。撮ってもらってよかった、と思っている。いまざっとパソコンの中を振り返ってみたが、少なくともデジタルで残っている二人の2ショット写真はこのときのものしかない。